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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

「妊娠してなかったんですか？」

「生理始まったんだって」

「真さんの赤ちゃん欲しかったんでしょうね？」

「欲しかったって泣いていた。

聖夜の前でも、泣いてるな。

舞ちゃん、行くぞ。」

舞ちゃんの手をとって、

スタスタ彩香と聖夜の元に歩いていった。

「彩香？大丈夫か？」

「真ぉ」

「彩香？誰に抱き締められてるのかな？」

「へぇっ？」キョロキョロ

「あっ！ごめんなさい。」

「彩香ちゃんが、あんまり泣くから

ごめん。抱き締めてしまった。」

「おい！舞ちゃんが悲しんでるぞ！」

「舞ちゃん、ごめんなさい。聖夜さんに

慰めてもらっちゃって、ごめんなさい。」

「真さん、大袈裟ですよ。

聖夜は、彩香ちゃんに優しいのよね？」

「深い意味は無いよ。

友達の女性が泣いてたら、

抱き締めてあげないか？」

「俺は、彩香以外は抱き締めないよ。」

「流石真さん！」