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第45章 二人っきりの時間

「真、人が見るよ。恥ずかしいよ。」

「だって、会社に着いたら

別々で仕事だから、今のうちに

キスしとかないとな(笑)」

「もう！いっぱいしたでしょ？

帰るまでお預けだよ。」

「彩香、ケチだな？キスくらい良いだろ？」

「ダメだよ。外ではダメだよ。」

「もうしないよ。」ちょっと拗ねてた。

そんなとき、真のスマホが鳴った。

チラッと見て、

「彩香、聖夜だ。出てくれる？」

「良いの？彩香が出て？」

「良いよ。出て。」

「もしもし、聖夜さん？彩香です。」

聖夜「彩香ちゃん、真はどうした？」

彩香「今運転中なんです。

私がお聞きしてはいけませんか？」

聖夜「良いよ。今日、仕事終わって何か用事ある？」

彩香「今日は、真の車だから、

スーパー寄って買い出しして帰るだけですよ。」

聖夜「じゃあ、舞とマンション行っても良いかな？」