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第47章 真と彩香、聖夜と舞、それぞれの夜

１０分くらいたったとき、

階段をダダダーーーッと

降りながら、「彩香ぁーーーーっ！」

真の叫び声が聞こえた。

彩香は、聖夜さん達を起こしたくなかったから、

キッチンを飛び出て、真に抱きついた。

そして、口を手で押さえて、

「シィーーーーー！」

小声で「聖夜さん達起きちゃうでしょ？」

真も小声で「ごめん。アイツラの事忘れてた。

彩香が悪いぞ。約束しただろ？」

「今日は、凄く疲れてるだろうから、

シャワーしても起きなかったし、

起こさなかったの。ごめんね」

「シャワー、一緒にしたかった。」

「ごめんね。」チュッ

「おはよう。真」チュッ

「彩香、もう少し寝てれば良いのに」

「朝食の用意しないと、お客様来てるでしょ？

仕事にも行かないと、昨日もずるしたし、

今日はちゃんと行かないとね？」

「それにしても、早いよ。

もう少し寝てれば良いのに」