この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
続おデブが愛されちゃダメですか?
第10章 隼人と要、菫さんにカミングアウト
真side
少し話が戻ります。
真と隼人が、新大阪に着いた。
タクシーに乗るつもりで改札を出た。
改札の所には、長谷川本家に永く勤めている
執事の近藤が立っていた。
隼人がいつも「近藤のじー」と呼んでいた人が
もう良い年になってるはずだが、
年を感じさせないピーンと背筋の延びた
姿勢の良い立姿で、二人を出迎えてくれた。
じー「お坊っちゃま、お帰りなさいませ。
真さま、よくいらっしゃいました。
菫様が、首を長くしてお待ちです。
車を待たせてあります。こちらにどうぞ」
隼人「おい、じー元気か?もう30超えてるのに
お坊っちゃまはやめてくれよ(笑)」
「近藤さんも、お元気そうで何よりです。」
じー「まだまだ若い者には負けてられません。
私にとって、隼人坊っちゃま、いつまでたっても
お坊っちゃまです。他に呼び方が思い付きません。
ハッハッハッハッハ」