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続おデブが愛されちゃダメですか?
第10章 隼人と要、菫さんにカミングアウト
菫「入りなさい。」

重厚な作りの立派な扉を、

近藤は観音開きに広々と開けた。

近藤「お二人を、お連れしました。」

菫「ご苦労様。下がって良いわよ。」

近藤「畏まりました。失礼いたします。」

隼人「菫さん、ご無沙汰してまいす。

お元気そうで何よりです。」

菫「隼人、あんたは、呼ばんと来んのかいな?

この年寄りに、顔を見せたろって、

優しさは無いんか?」

隼人「どこにお年寄りがいらっしゃるんですか?

孫に『菫さん』って、呼ばせるくらいに

若々しい人の事では無いですよね?」

菫「あんた、上手いこと言いはるな?

まぁ、宜しいわ。よー来たな?こっち座り。

真さんも、よー来てくれはったな。

隼人を連れてきてくれて、おーきに。

そんで、恋人は明日来るんか?」

真「菫さん、本当にお元気そうでよかったです。

ご無沙汰しております。

彼女は、明日夜には来れると思います。」
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