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第54章 本気のプロポーズ！

どんなプロポーズをすれば、

彩香は喜ぶのだろうか？

一生に一度きり、

俺達の未来の始まりの儀式

心に残るプロポーズがしたい。

ベタでも良いだろうか？

彩香に嬉し涙を流させたいと思う。

真は、どこかに電話をかけた。

「藤堂です。」

「･････」

「はい。」

「･････」

「空いてますか？」

「･･･」

「そうですか。じゃあ今日よろしく。」

「ふ、ふ、ふ、ふぅ～」

何だか嬉しそうに鼻歌を歌う真だった。

ネットでも何かカチャカチャしていた。

とても楽しそうだった。

彩香の喜ぶ顔が目に浮かび、

真まで、ニコニコ、ニタニタしてしまっていた。

結婚したら、子供どうするかなぁ？

欲しいけど、欲しくない。

いずれ欲しい。でもちょっと

まだ彩香も若いし、二人っきりを

満喫していたい。

俺だけを見ていて欲しい。

まだまだ、俺って子供なのかなぁ？