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第56章 記者会見

専務、高梨、岸部部長、

そして、宮野遙と続いて

社長室に入っていった。

社長「ご苦労様。」

デスクの椅子から立ちあがり、

にこやかに出迎えてくれた。

奥の広いソファーに、

真と彩香が並んで座り、

向かい側に宮野遙が座った。

その横に、少し間を空けて

岸部部長が座った。

上本が、全員分のお茶を持って来て、

宮野遙の隣に座った。

他の秘書達は、もう皆帰って

居なかった。

そこで、専務が口を開いた。

「さっそく始めようか。

先ず私が、最初に説明しようと思う。

彩香と婚約したことを発表する。

私が、高梨彩香に惚れて

付き合うことになり、

同棲が始まり、婚約に至った事を

説明する。その後、宮野さんに

質問してもらって、それに応える

質疑応答形式にしようと思う。

途中から、彩香にも参加してもらって

質問に応える。

そんな風にしたいと思っている。」