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第58章 真と彩香の婚約を祝う会

彩香は、お父さんの老後は、

ちゃんとお世話をしようと思っていた。

いつか、一緒に暮らそうと思っていたのだ。

まだ先の話になりそうだけど、いつか一緒にって

心に決めているのだった。

パパの老後のお世話もしたかったけど、

できなかったから、パパの分も

お父さんを大切にしたいと思っていた。

今からでも、彩香は良いのだけど、

真は、二人っきりに拘るだろうし、

お父さんも、新婚夫婦に気を使っちゃって

かえって、疲れさせてもいけないし、

今はまだやめておいた方がいいと思った(笑)

そんなことを考えていたら、

隼人さんのお店に到着した。

三人は、お店に入って行った。

店には、隼人、要、菫と、

柳小路親子が待っていた。

彩香の顔を見るなり、

理は、彩香に駆け寄り抱きついて

大泣きしだした。

「理くん、泣かないで？」