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第59章 真と彩香の婚約を祝う会の後のそれぞれ

隼人は、要の胸に顔を埋めて、

「要のバカ。バカ。

要の胸じゃないと泣かないよ。」って、

甘えた声で呟きながら、

真の胸をポコポコ叩いていた。

その叩き方は、女性が、好きな男性に

甘える仕草と同じだった。

要「ごめんな。」

彩香は、二人が幸せでありますように

祈らずにはいられなかった。

真「そうか、なかなか難しいんだな。」

隼人「菫さんが、頑張ってくれてるんだけどな。

要と何度も話に行った。

最初は、話を聞いてもくれなかったんだ。

でも、要色々言われても、

我慢してくれて、頑張ってくれたんだ。

それで、何とか認めてはもらったんだけど

やっぱり、何か引っ掛かるみたいなんだ。

結構頑張ってきたから、少し疲れた。」

要「ごめん。みんながいたから、

ついふざけてしまった。ごめん。」