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第60章 婚約報告『娘さんをお嫁にください。』

「真が、感じさせるからでしょ？

だから、一緒に入るの嫌だって

言ってるんだよ。

帰ってからゆっくり一緒に入ろ？」

彩香は、真にキスして、

寝室のバスルームに行くことにした。

「真は、メインのシャワールームでどうぞ。」

互いにさっさとシャワーを済ませ

二人は、ペアールックでは無いけれど

二人ともダークグレー色に統一していた。

真は、ダークグレー地に

ピンストライプのダブルのスリーピース。

彩香は、白いブラウスに、

ダークグレーの無地のジャンパースカートを

着た。お墓に供えるお花と、ロウソクや、

お線香等も用意してあったので、

それらと、朝食用の食料を

真の車に積み込んだ。

車に乗り込み、彩香がお父さんに

電話を掛けた。

「お父さん、おはようございます。

今、マンションを出ました。

朝食待っててくださいね？」

父「彩香ちゃん、おはよう。」