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続おデブが愛されちゃダメですか?
第61章 遼太の苦悩
仕事に穴を開ける事は無かったし、

クライアントに迷惑をかける事も無かったけれど

毎晩コンパと言う名の飲み会に行って

毎晩飲んでくるのだから、

両親は、体を壊さないか心配していた。

両親が、実の息子を心配するのは、

当たり前と言えば当たり前で

もう1人本気で心配してる人がいた。

山名弁護士事務所のパラリーガル

椿華(つばきはな)その人だ。

毎日、ブツブツ遼太にダメ出しをしていた。

立場は遼太の方が上だが、

年齢が、椿の方が五歳上だった。

遼太的には、『うるさいオバサン』って

思っていた。遼太にとってオバサンであって

恋愛対象ではなかった。

普段から黒縁のメガネに

カッチリしたパンツスーツ姿しか

見たことがなかったから

ギチギチの硬いオバサン扱いだった。

それが、ある日を境に見る目が変わってきていた。
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