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第63章 真と彩香、いよいよ結婚へ

彩香のパパと、山名のお父さんとお母さんに

『彩香さんをお嫁さんに下さい。』って

お願いに上がった翌週、

山名のお父さん、お母さんそして遼太と、

藤堂のお父さんと真と彩香の

６人で、藤堂のお父さん主催で

婚約祝いの食事会をすることになった。

遼太の思いは、複雑だったのだろうけど、

食事会の間は、ニコニコしていた。

心では泣いていたのかも知れない。

彩香は、遼太に悪いなぁって思ったけれど、

早く、自分を忘れて、遼太にピッタリの

愛し合える女性を見つけて欲しいと思ったから

荒療治のつもりで、食事会に遼太も来てもらった。

前日に、二人で婚姻届にサインをした。

一生に一度の事。何度も書く人もいるけど

真と彩香は、一生に一度の事だと

信じていたから、とても厳かな気持ちだった。