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第21章 真と彩香、要、山名弁護士親子と作戦会議？

洗面台にしがみつき、震えていた彩香を真は、

優しく抱き寄せた。

「彩香の心も体も頭の中も、

許容範囲を超えたんだよ？

みんなにはお引き取り願おう。

だいたいの話は出来た。

今日は、彩香にはもう無理だよ。熱あるよね？

暖かいとは思ってたんだけど、

体温上がってきてるでしょ？

ベッドで寝た方が良いよ。ちょっと待ってて」

真は、みんなのいるリビングに戻った。

彩香は、大丈夫だから、お話し続けてって

言いたかったのに、言葉にできないほど、

疲れていた。体が自分の体じゃ無いみたいに、

言うことをきかなくなっていた。

それほど心も体も頭も疲れていた。

真「みなさん、私共の問題で、

わざわざお越しいただいたのに、

大変申し訳ございませんが、

今日のところはこれで

お開きにさせて頂けませんでしょうか？」