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第24章 聖夜、両親と対峙する。

いよいよその時がきた。

聖夜が院長室に向かっている時

舞は、女子更衣室で待っていた。

「聖夜先生、今日はお休みじゃあなかったですか？」

すれ違ったドクターに声をかけられた。

すれ違う人、すれ違う人に頭を下げられ、

自分より年上のドクターにさえ、

深々と頭を下げられ、道を空けてくれた。

桐生総合病院の跡継ぎだということを

実感する今日この頃だった。

院長室の前に来た。

大きな深呼吸を繰り返してから、

扉をノックした。

「聖夜です。失礼します。」

扉を開けて中に入った。

「お待たせしました。」

父「おう、来たか。まぁ座れ。」

母「顔を見るの久しぶりだわ。元気なの？」

聖夜「すこぶる元気ですよ。

お母さんも、お元気そうで何よりです。」