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第27章 林を追い詰める為に

山田「昨日、渡辺弁護士から、

優さんに連絡があり、警視総監からの命で、

私どもが、捜査を開始しました。

昨日から、林の自宅前を張り込んでいるのですが

帰ってきた形跡が無いんです。

そればかりか、近所を聞き込みしたところ、

めったに帰ってないみたいだと聞きました。

管理会社に問い合わせたら、仕事の関係で

めったに帰ってこれないと話していたそうです。」

「それは、おかしいです。毎日帰ってる筈です。」

山田「それなら、どこか別の所に帰ってる

可能性があります。

あのマンションは、父親が契約しているそうです。

林自身の名義ではないので、

親に見られては困るものは置けないから、

自分の趣味の部屋を別に

借りてる可能性があります。

今、調べている所です。

分かり次第連絡が入ります。」