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第27章 林を追い詰める為に

「では、明日急遽大掃除が入ることにして、

仕事を定時に終わらせて、私の秘書と彩香以外

全員退社させます。それで、宜しいですか？」

山田「それで、よろしくお願いいたします。」

ピンポ～ン

インターホンが鳴った。

「誰だ？」

真がインターホンに出た。

「はい。」

「藤堂さま、お父様がお越しです。」

「ハァッ！しまった！親父に話して無かった。

上がってもらってください。」

「真？誰が来たの？」

「社長だよ。」

「えっ？どうしよう？」

要「真、お前社長に話して無かったんだな？

てっきり話してると思ってたよ。

会社にとっても、一大事だろ？

社長が知らないでは済まされないだろ？

俺、バッタリ会ってさ、

知ってる前提で話したよ。悪い。

この前、山名弁護士が来られた時に

社長がいらっしゃらないのが変だな？って

思ってたんだよ。でも、

まさか話してないと思わないだろ？」