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続おデブが愛されちゃダメですか?
第32章 彩香、悲しみの中へ
真は、枕にうつ伏せて泣いてる彩香を

堪らなくなって、背中から

覆い被さるように抱き締めた。

彩香は、びっくりしたけど、

静かに抱き締められていた。

すると、少し心が軽くなってきた。

「専務、ありがとうございます。

大丈夫です。心配かけてすみません。」

「彩香、泣くなら俺の胸で泣いてくれよ。」

「専務?」

「いつも言っていた。

泣きたいなら俺の胸で泣いてくれ

彩香は、直ぐ泣くのに、

今日は泣かないから、反って心配だったんだ。

圭子さんを見た途端、泣いただろ?

我慢していたんだろ?ちょっと寂しかった。

俺の前では、弱いところを

見せれないんだって、思った。」

「そんなこと・・・ただ戸惑っていただけで

どんな風に接したらいいか

分からなかったんです。

ごめんなさい。私、直ぐ泣くんですか?

できるだけ、泣かないようにしてるのに?

専務の前では泣くんですか?」
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