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第34章 二人は愛の巣へ

二人は、手を繋いで、再びエレベーターに乗り込み

駐車場に下りた。

真の運転で、一番近くの大型スーパーに

行くことにした。彩香は、始終ニコニコしていた。

そんな彩香を見て、真は、少し安心した。

「今日は、作らなくていいよ。

お寿司とか、直ぐ食べられる物を

買って行こうよ。」

「そうだね。じゃあ、楽させてもらおうかな？(笑)

お米も無かったから、買って帰ろ。

いっぱい買い出ししていい？」

「いいよ。破産しない程度にお願いします。(笑)」

「やだぁ～！そこまでは買わないよぉ(笑)」

「ハハハハハ」

「真は、何食べたい？」

「だし巻き！」

「真は、だし巻き好きだね？」

「彩香のだし巻き、天下一品だからな！」

「ありがとう。卵買って帰ろ。」

ルルルルルゥ

真のスマホがなった。

「もしもし、親父？」

「お前、退院したなら、したって言えよ。」