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続おデブが愛されちゃダメですか?
第35章 さようなら真
真は、彩香が圭子さんに電話をかけていたなんて

知りもしなかった。

朝、7時を回った頃

コンシェルジュからインターホンがなった。

「はい。」

「山名さんと仰有るご夫婦が来られてます。」

「真さん、朝早くにごめんなさい。

彩香ちゃんを迎えに来たの?」

「えっ?どうしたんですか?

上がってきて下さい。話はそれから」

山名夫妻は、エレベーターに乗り込み、

真の部屋に向かった。

真は、何がなんだか分からなかった。

玄関を開けて、山名夫妻を待った。

夫妻は、固い表情でやって来た。

山名「おはよう。朝早くにすまないね?」

真「いえ、彩香が電話したんですね?」

圭子「6時頃だったかしら、

泣きながら電話してきたのよ。」

真「そうですか。入ってください。

立ち話もなんなんで」

圭子「彩香ちゃんは、どこにいるの?」

真「その前に、話を聞かせてください。」

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