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第36章 真と彩香、別々の生活へ

圭子「さぁ、そろそろお部屋に

案内しようかしら？

お風呂とか、トイレとかは、

変わってないから分かるわね？」

彩香「はい。大丈夫です。」

遼太「お手伝いさんに、

部屋綺麗にしてもらったから、

シーツも新しいのに、してもらった。」

圭子「遼太、彩香ちゃんの事だと

優しいわね？お母さんにも、

それくらい優しくしてほしいものね？(笑)」

遼太「俺は、母さんにも優しいだろ？」

圭子「そうね？そういうことに

しときましょうね？(笑)」

遼太「母さん、何か刺さるよ？」

彩香「仲が良いですね。羨ましいです。」

圭子「あら、この子、普段は殆ど喋らないのよ。

彩香ちゃんが、いてくれるから

こんなに喋るのよ。母親の事なんか

気にしてないのよ。ね？遼太？」

遼太「いや、無口なだけだ！」

頭をポリポリ掻いた。