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第37章 真に会いたい気持ちは募る･･･

彩香は、本当は帰りたかった。

真の元に帰りたかった。

愛している。愛している。

思いは同じ。でも、怖いの。

真を傷つけてしまいそうで怖い。

どうしたら良いか分からない。

分からないの？

今日は、せっかく持ってきてくれた

唐揚げも、プリンも、

食べることができなかった。

何も食べず、ベッドから動かなかった。

社食のおばちゃんの御手紙も、

心暖まる御手紙で、嬉しかった。

嬉しくて、涙が出た。

彩香は、一晩中泣いていた。

泣いて、泣いて、泣き疲れて、

朝方少し微睡んだ。

真が、マンションに帰ったようで、

LINEが届いた。

彩香は、それを読むことは無かった。

真は、既読がつかなかったから、

彩香の心の傷の大きさを、

彩香の悲しみを、思い涙した。