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第30章 想い……

『こんなことになっても、
ご主人様が好き？』

『はい、好きです……』
『とりあえず、敬語はやめよっか！
俺……ちょっと苦手かな、そーゆうの。
緊張しちゃうから』

『ゆうじさんは、一人？』
『見たらわかるよね？この部屋
誰かいるように見える？』

『見えないですね！』
『良かった、笑えるんだね！
笑ってたら可愛いよ……』


可愛いって言葉……
しばらく聞いてなかった……
少し、ドキッとしたけれど
ご主人様の顔が浮かぶ……

このまま会えなかったら、
私はどうするんだろ。
その前に、明日からどうしたら……