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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第6章 マリアの日記・・・
『フゥ・・・』


シャワーを止めて風呂を出る。


おっと…ヤベェヤベェ
今日は家出妻がいるからな

パンツ一枚で出るワケには
いかねぇぜ。


俺は少し慌てて服を着て
冷蔵庫からビールを取り出した。


『・・・』


今日は……やめた。


空けかけて缶を冷蔵庫に戻した。



久々に……変なこと
思い出しちまったな。






俺・・・別に酒は嫌いじゃない。


特別、好きでもないと思うけど

付き合いでもあったり
そういう場にいるのも嫌いじゃない。

嗜んで
自宅で一人で飲むことも人並みにある。


美味い、と思って飲む。


逆に

美味いと思えないなら
飲まない…。



やなこと忘れよう、とか
ムシャクシャして……とか

いわゆるやけ酒だけは
しないんだよな俺・・・。




俺・・・酒癖わりぃヤツは
マジで嫌いだ。

その理由は
言うまでもないだろうが



飲んで記憶なくすほど
ぶっ飛んじまえば

人を殴ろうが何しようが
覚えてません~なんて言って
済ましちまうのか?


なんて……嫌悪感抱くんだ。



だから
記憶なくすほど飲んだりはしない。


幸い、弱くもないみてぇだから
そう神経質にはなってないが。



そういうのが嫌い……

それもあるけど



多分、俺・・・恐いんだ。



深く考えたことないけど



多分・・・恐いんだ。





記憶なくすほど飲んじまって

もしも、なにか大変なこと
してしまったら……って


多分俺、本能的に
恐れてんだ。



俺には・・・

あの最適最悪の

クズ親父の血が流れている。




それだけは
変えられない事実だから。




あんな風にだけは
なりたくない。




そんな俺の……防衛本能かもな。




って・・・



なんだってんだ、今日は……



やなこと思い出しちまったぜ。
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