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梅の湯物語
第7章 湯上がりラムネをご一緒に
雅人が次に向かった建物は...

木製の扉を押して

「入って」

桜は促されるまま人気のない清廉な建物に足を踏み入れた。

正面には祭壇
その上に填められたステンドグラスから傾き始めた陽が幻想的な光を辺り一面に届けている。

「ぅわっ...」

惹き付けられるように桜は祭壇に向かって歩いていた。

雅人は一番後ろの席に座ってただ桜の後ろ姿を見つめていた。

振り向いた桜は
ステンドグラスの光を纏って


「やっぱり 天使だった」


雅人が呟いた。


「え?」

桜が雅人に近づいていく。


「懺悔させてください」


雅人が手を組み少しおどけて言った。

桜は微笑んで頷いた。


「真奈美を泣かせました」


桜はドキリとした。


「僕はあの日
 可愛い天使に一目惚れしました」

雅人の真剣な目が桜を射抜く
桜は目を見開いたまま動けない。


「彼女に会いたくて 触れたくて...
 自分を止められませんでした

 だから真奈美に別れを告げました」


雅人が立ち上がり立ちすくむ桜の前で止まる。


「桜ちゃんを自分の腕の中に閉じ込めておきたくて仕方ありません」


近づいてきた雅人の真剣な目に桜の心臓がドキドキと早鐘を鳴らす




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