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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第8章 嫉妬

紫艶からの返事が怖くて、下を向き震える私を紫艶がギュッと抱き締めてくれた。

私の髪を優しく撫でながら、静かに紫艶が言った。


「詩音莉、俺を独占する覚悟は出来ているのか?俺を独占するという事は、絶え間なく俺に血液を提供しなくてはならないんだぞ。分かって言ってるのか?」

「うん…わかってる。紫艶が私だけを見てくれるなら、それでいいの。紫艶が、好きで好きで仕方ないの。だから、貴方が誰かを抱くたびに、辛くなるの。」

「詩音莉…。」

「貴方のただ一人の女になりたいの。だから、お願い。私だけにして。他の人の血を吸わないで!」


私の言葉を聞いた紫艶は、しばらく何も言わずに、ただ私を力強く抱き締めていた。

私は紫艶の腕の中で、紫艶の言葉の続きを、祈るような気持ちで待っていた。


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