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行こうぜ、相棒
第2章 Smooth Operator

リエは首をすくめる。ジワジワとした言葉による責めと、柔らかな指使いに、身震いする。
彼の指はその気配を敏感に捉え、うなじから耳へ、滑るように移動した。
はぁ…っ…
リエの口から、短い吐息が漏れる。リエは唇を噛んで、その息を殺そうとする。
「違い…ます…」
眉を寄せ、精一杯の拒絶をしながら、リエはそう答える。
「なら、どんな道具?」
彼の指が、敏感になってしまった耳の中に入り、そこをやわらかく刺激する。
リエはイヤイヤをするように首を振ってから肩をすぼめ、その感触に耐える。
「持ってない…です」
「嘘だね」
彼は身をかがめると、リエのセミロングの髪を掻き分け、形の良いその耳を露出させた。そして身をかがめると、その唇で、リエの耳を甘噛みした。
やぁ…んんん……
リエの口から、甘えたような声が漏れてしまう。
眉を寄せ、唇を噛み締めても、耐えられない吐息が、彼に聞かれてしまう。
彼の舌が、リエの耳の中をソフトにねぶる。チロチロと戯れて、その耳たぶに前歯を立てる。
ひやぁぁ…
「教えて…どんなお道具?」
低いバリトンボイスが、リエの理性を溶かすようだ。
リエは前歯で下唇を噛む。
甘い吐息が漏れてしまわぬように。卑猥な声を聞かれないように。
彼は舌をリエの耳の穴の中に入れてきた。ぬめる柔らかな舌が、デリケートなリエの穴を責める。
「どんな…」
熱い吐息を、その穴に吹き込んでくる。「――道具なの?」

