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甘い時間は2人きりで
第7章 ワンコと過ごす休日
休憩の為にお箸を置くと、わたげちゃんが足元に擦り寄ってきた。
「どうしたの?」
尋ねてもこちらを見上げたまま、ピッタリと足元にくっ付いて離れようとしない。
もしかして、私の食べてる物が欲しいとか?
「こめんね、わたげちゃんにあげるものは無いんだ…」
「(´・ω・` )」
ショボンとした表情のまま、ケージの中のクッションに埋もれてしまった。
落ち込んだ顔も春人にそっくりで可愛い…
流石に可哀想だから、林檎くらいならいっか。
林檎を食べやすい大きさに切って、お皿に盛って出してあげた。
がっついて林檎を食べるのかと思ったけど、一切れずつチマチマと食べてる。
私の食べるペースに合わせてる?
「…私が寂しそうにしてたから、一緒に居てくれようとしたの?」
私の言葉に対して、返事のように身体を脚にスリスリしてくる。
「ありがとね…」
「くぅーん」