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甘い時間は2人きりで
第11章 同窓会
就寝時間になって、どこで寝ようか考えていると…
「寝る場所なんですが、茜の部屋に布団を敷いたんで、そこで休んでください」
「えっ、でも…」
「ただ隣には息子が居るんで、あんまり激しいものはやらんでくださいよ。ははは!」
「あはは…しませんって…」
お父さんの下ネタに乾いた笑いが出る…
俺が部屋に戻っても、茜さんは未だ夢の中。
可愛い寝顔を眺めながら、先程の話を思い出す。
親への甘え方が分からなかった子ども時代。
家に居場所を見出せず、その結果外に居場所を求めた。
マスターやあの幼馴染みとも沢山遊んだんやろうな…
後ろから抱き着くと、彼女は目を覚まし、隣に居る俺にめっちゃ驚いてた。
ご両親への挨拶はしたと伝えると、『私の知らないうちに』と少し苦い顔になった。
それは悪かったものの、幼馴染みがお持ち帰りすることを指摘すれば、彼はそんなことしないと言い切った。
茜さんは庇うけど、あの幼馴染みは絶対茜さんのことを異性として好きに決まってる!