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甘い時間は2人きりで
第12章 仲直り?

「…きゃっ!」

脇に腕を入れられて、無理矢理立たされた。
春人に体格差とか力で勝てるわけ無いよね…

「春人、やだっ…」

湯船から出されても、抵抗を続ける。
春人が恥ずかしがらずに、1人エッチするなんて思って無かった…

「茜さん…」
「…」
「大人なんやから、自分の発言には責任持たんとね」
「うっ…」

ニッコリと穏やかに言ってるけど、有無を言わさない圧力が…
社会人だから、責任は持たないといけない…
だけど、1人エッチは恥ずかしい!

悶々としながら下着を着けようとすると、春人に止められた。

「別に服着やんでもええやろ?この後裸で触れ合うんやから…」

耳元で囁かれ、顔が熱くなる。
赤くなったら、期待してるように見られちゃう!

「でも、裸は恥ずかしい…」
「…やったら、タオル巻くのはいいよ」
「うん…」
「髪乾かすから前おいで」

洗面台の前に立つと、鏡に写る肩の赤い跡に目がいく。
春人が強く吸い付いた部分は真っ赤に染まり、甘噛みされたから薄い歯形が付いている。


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