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甘い時間は2人きりで
第16章 甘い蜜
「ま、待って!」
身体を下へずらそうとする春人に声を掛ける。
「どうしたん?もしかして、女子の日が始まった…とか?」
「違う。ていうか、始まってたらエッチしてないし!」
「そうやね。じゃあ、何?」
「美味しくないのに、無理して舐めないで」とは、恥ずかしくて言えない…
「あの…指でして…」
春人が好きそうな、恥じらった言い方で舐めるのを止めてもらうつもり…だったのに…
「指も良いけど、舐めてもっと濡らした方が、挿れた時に茜さんも痛くないやろ?最近エッチしてなかったし…」
「でも、無理して舐めなくて良いから」
「別に俺無理してないけど?」
「愛液なんて、全然美味しくも甘くもないのに、無理して舐めないで!」
「……!」
言っちゃった…
無理に「美味しい」とか言わなくなるよね…
「んー…」
「ん?」
「ちょっと待っといて」
そう言うと、寝室から出て行ってしまった。
エッチの最中に出て行くことなんて一度も無かったのに…
何か考え込んでいたような….
悶々としていると、しばらくして戻って来た春人の手には、液体の入ったビンが。