この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘い時間は2人きりで
第18章 社員旅行

「もしもし、春人?」
『今大丈夫?』
「うん、1人だよ。どうしたの?」
『…声聞きたくなったから、電話かけた。アカンかった?』
ぐぅぅぅ…!
『声聞きたくなったから』って…
凄いキュンキュン来た!
『…茜さん?』
「い、いや。大丈夫…は、春人は仕事どう?」
『(絶対デレてるやろ…可愛い…)仕事はもう終わって、今旅館に向かってる途中。茜さんは?」
「私?さっきお風呂に入って、寛いでるとこ」
「へー」と言った後に、妙に興奮した口調になった。
『風呂入ったってことは…今浴衣?』
「そうだけど…」
『…今日さ、俺めっちゃ撮影頑張ったんやん』
「うん」
『だから…何かご褒美欲しいなーって』
「ご褒美?」
ご褒美って言っても、電話越しに労いの言葉をかける以外に思い付かないんだけど…
『浴衣の写真撮って、俺に送って?』
「ええっ!?」
今の格好を自撮りして、送れってこと!?

