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甘い時間は2人きりで
第20章 イメチェン
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「ふぁぁ…眠た…」
眠い目を擦りながら電車に乗り込む。
電車が動き出してしばらくすると、誰かにジッと見つめられてるような気がした。
周りを見渡しても、満員電車なので誰が見てるかなんて分からない…
見渡しても変わらない、刺すような冷たい視線が背中に送られる。
怖い、誰が見てるの…
目を閉じると、その相手が真後ろに居るような気がしてならなかった。
ようやく最寄り駅に着いて電車から降りても、その冷たい視線にずっと見られている気がした…
電車が行くと、見られてる感じは無くなった。
恐怖から解放されて、ぐったりとベンチに座り込んだ。
今のは何だったんだろ…
冷や汗が止まらなくて、しばらく動けなかった。