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甘い時間は2人きりで
第25章 不安を打ち消す存在

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「茜さん立てる?」
「む、ムリ…」

宣言通り夜通し激しく愛されて、朝は立てない程。
何とか春人に手伝ってもらってシャワーや着替えは済ませたけど…

「ごめんな、いっぱいシて」
「…春人凄い肌ツヤ良くなってるね」
「茜さんもやで。めっちゃ綺麗よ」

海の見える駐車場で、コンビニで春人が買ってくれたおにぎりを頬張る。

「なんか春人には嫌な所見せちゃったね」
「そんな事ないで。茜さんが俺の事頼ってるの伝わってきて嬉しかったし」

緑茶を飲み干すと、私の頭を撫でてくれた。

「これからは身近な人にきちんと甘える事。それに俺には苦しい事も隠さんと話してや」
「うん。今日はありがとう」

春人はニッコリ笑うと、頰にキスをくれた。

「お礼は唇にキスがええなー」
「あの、食べ終わってからで良いかな?」





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