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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行
その言葉に身体が熱くなる。
もう恥じらう表情を見られたくなくて、顔を両手で覆った。
「こら、顔見せて」
「やだ!見ないで…」
不意に秘部が少し冷たくなり、布団がずれる気配がした。
「隠してたら、キス出来やんのやけど…」
「……っ」
指の隙間から春人の顔が見えた。
鼻先が手の甲に引っ付いてる…近い…
「ごめんなさい…」
手を退けると、春人は軽く唇に吸い付いた。
身体を抱き寄せて、頭を撫でてくれた。
「せっかく頑張って牛乳飲んだのに…」
「だって…」
「茜さんの恥ずかしがってる顔って、2人きりの時しか見られへんから、見たくて仕方ないんよ。その顔めっちゃ好きやし」
絶対変な顔してるのに、好きだなんて…
見られたく無いものは嫌だし…
「やったら、目隠しする?」
「えっ、ひゃあっ!?」
目の前でタオルをはためかせたと思うと、目の前が真っ暗になった。
「これならちょっとはマシやろ?」
「マシって…私じゃなくて春人がしてよ!春人には顔見えるんでしょ!?」
「うん。でも俺も限界近いから、恥ずかしい顔もそうやけど、茜さんの事気持ち良くしたい…」