この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第5章 バツイチの彼
その頃の私のメル友の中に
1つ年上のバツイチの人がいた。
優しい文章で
生活に疲れた私を
いつも気遣ってくれる。
結婚の経験があるからこそ
私の辛い気持ちも理解してくれた。
そんな彼に惹かれていったのは
彼が私の心の隙間に
うまく入り込んだからかも知れない。
『逢ってみたくなっちゃったんだけど
少しくらいは真剣に考えてみてくださいね。』
さりげない誘い方にも
人の良さがにじみ出ているようで……。
私はためらうことなく
OKの返事をしてしまった。
このときは
まさか後悔するようなことになるなんて
思ってもいなかったんだけれど――。