この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第8章 京都の彼…初デート
彼の行動を
どうゆう意味にとっていいのかわからなかった。
私が心配なだけで
途中まで送ってくれたのか…?
それとも…?
いろんな考えが
頭の中をよぎった。
けれど
もう深く考えるのはやめよう。
彼は
途中まで私を
送ってくれた。
この事実だけで
じゅうぶん私は幸せだったから…。
翌日からは
また以前と同じ
メールのやりとりをする日々に戻った。
つい昨日の出来事が
まるで嘘のように思えてくる。
あんなに近くにいた彼が
今はとても遠い。
次はいつ逢えるんだろう…?
彼への想いが
私の中でますます大きくなっていった。
ちょっといいなと思うと
すぐに声が聞きたくなって。
声を聞くと
すぐに逢いたくなって。
逢うと
またすぐに逢いたくなって。
もっともっと
逢いたくなって…。
私は本当に欲張りだ。
これじゃ
ぐるぐる回るだけで終点がない。
けれど彼を想わずにはいられなかった。
現実の生活では
満たされない女の部分を
彼は満たしてくれるような
気がしていたから…。