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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第9章 京都の彼…再会
ようやく主人の出張の日が決まり
彼に連絡したのは一週間後のことだった。
「けど、問題が一つあるねん
娘のことなんやけど
家で一人で寝かせとくわけにもいかへんし」
私が真剣に悩んでいたとゆうのに
彼の返事はあっさりしたものだった。
『なんや、そんなことかいな。
一緒に車で来たらええねん。
こっちに着く頃には寝てるやろ』
確かに、彼の言う通りだった。
そばに居れば心配する必要はない。
娘は一度寝ると
朝まで起きることもないだろう。
今考えると
本当に無謀なことをしたと思う。
なんて酷い母親なんだろうって。
けれど、
幸いなことに
娘に当時の記憶はない。