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心の隙間に…「君を好きにならない」スピンオフ
第2章 マグカップ
《said 翔輝》
今日初めて会ったとは思えない
コータと一緒に
お笑いのDVDをレンタルし
俺達は
俺の部屋に向かっている
不思議だ
もしかしたら
コータと
寝たりするんだろうか…
なんて考えたりも
しているのに
罪悪感がまるでない
隣を歩くコータは
21歳
そんなに歳下なのか?
と思うほどの落ち着きと
いつの間にか
自分のペースに巻き込む力が
すごい
でもそのリードは
心地良くて
心理学でも専攻してるのか?
と思うほど
俺の心の壁を
ひとつひとつ
壊されている気がする
何故か
頼りたくなる男
「コンビニ寄ります?」
「あ、あぁそうだな」
「あ、でもその前に…」
「部屋行きましょ」
「い、いいけど。
あ、ちょっと散らかってるけど」
「クスッ。可愛いですね。
いいですよ。
めちゃくちゃ綺麗な部屋より
その方がいいです」
「か、可愛いとか言うなよ。
歳上だぞ?」
「歳上だから可愛いんですよ。
そんなの歳下の奴が言っても
なんにも可愛くない」
「歳上が好きなのか?」
「いえ。
翔輝さんが好きなんです」
「だ、だから…」
「すみません(笑)
アパートそろそろですか?」
「あ、あぁ
あの角のグレーの…」
今日初めて会ったとは思えない
コータと一緒に
お笑いのDVDをレンタルし
俺達は
俺の部屋に向かっている
不思議だ
もしかしたら
コータと
寝たりするんだろうか…
なんて考えたりも
しているのに
罪悪感がまるでない
隣を歩くコータは
21歳
そんなに歳下なのか?
と思うほどの落ち着きと
いつの間にか
自分のペースに巻き込む力が
すごい
でもそのリードは
心地良くて
心理学でも専攻してるのか?
と思うほど
俺の心の壁を
ひとつひとつ
壊されている気がする
何故か
頼りたくなる男
「コンビニ寄ります?」
「あ、あぁそうだな」
「あ、でもその前に…」
「部屋行きましょ」
「い、いいけど。
あ、ちょっと散らかってるけど」
「クスッ。可愛いですね。
いいですよ。
めちゃくちゃ綺麗な部屋より
その方がいいです」
「か、可愛いとか言うなよ。
歳上だぞ?」
「歳上だから可愛いんですよ。
そんなの歳下の奴が言っても
なんにも可愛くない」
「歳上が好きなのか?」
「いえ。
翔輝さんが好きなんです」
「だ、だから…」
「すみません(笑)
アパートそろそろですか?」
「あ、あぁ
あの角のグレーの…」