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心の隙間に…「君を好きにならない」スピンオフ
第5章 司さんと兄貴の友達(最終章)
それから数日後
コータと
slowで飲んだ帰り
ばったり
司さんに会った
俺は少し司さんと話しをして
店を出て
コンビニで待っていた
コータに声をかけた
「コータお待たせ」
「もういいの?」
「あぁ、もう、いいんだ」
「ほんとに?」
「あぁ」
「そっか」
それから
コンビニを出て
暗い道を二人で歩いた
「これからどうする?」
「翔輝どうしたい?」
「俺の部屋に…
泊まりにきて欲しい」
「え?珍しいね。
次の日に講義ある日は
いつもなら
泊まらせてくれないのに」
そう言うコータの耳に
口を近づけ
俺は小さな声で囁いた
「甘えたいんだ…」
歳下のコータは
俺に頼られると
嬉しいらしく
今の俺の言葉にも
満足そうに笑って
俺の手を
握りしめた
「コータ」
「ん?」
「コータが好きだよ」
「…うん」
「早く家に着かねーかな(苦笑)」
「俺も翔輝と
同じこと考えてた(笑)」
コータは
そう言いながら
手を挙げてタクシーを止め
行き先を告げた途端
俺にキスをした
コータ
お前がいてよかった
お前が
俺を好きになってくれて
よかった
ずっと側にいたいくらい
好きだよ
コータ。
おしまい♫