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人魚島
第5章 夏祭り
僕は構わずブンブンと花子の二の腕を揺すった。
『ハ、ハルくん…痛いけん、離して?』
『あ…ご、ごめん』
つい夢中になってしまった。
何やら気まずい空気が僕等を取り囲んでいた。
『この子は花子、君だよね?』
ゆっくり頷く花子。
僕の予想は的中していたのだ。
思わず胸を撫で下ろす僕に潤んだ唇で『内緒だよ?』と更に続ける花子。
『この時はウオトの不思議な力で顔が…本当の顔が写り込んだの、うちは生まれて初めて自分自身の顔を見る事が出来たの…嬉しかったな』
『咲子より可愛いよ』
正直な気持ちだった。
写真の中ではにかみながらピースサインを浮かべる花子は咲子以上に美しかった。
まさに美少女だった。
そんな彼女がピースサインしているのだ、オナネタになるには間違い無かった。
『花子の写真でオナニーしたよ?』
『え、まさか』
僕は一字一句花子にゆっくり伝えた。
『あたしと…その…セックスしたいの?』
『うん』
頷く僕にやや後退りながら花子は戸惑っていた。
『けど、顔のあるあたしとセックスしたいんやんね?』
『………』
『せやねやろ?』
『ごめん』
もはや謝るしか無かった。
写真で花子を激しく犯しておきながら良い気な物だ。
思わず自嘲した。
『ハルくんが構わ無いならいつでもセックス出来る様にしとくから』
『僕の事軽蔑する?』
『どうして軽蔑なんて言葉が出るの?』
花子は怒っている様子だった。
その証拠に珍しく腰に手を当てている。
ちょうど怒ってしまった三咲さんの様だ。
『花子と…顔のある花子とセックスしたいから』
『当たり前じゃ無いの?』
『え?』
思わず伏せていた顔を上げる僕に笑う花子。
『良いんじゃ無いかな?顔のあるあたしに欲情するのは素直な反応だよ』
『そうかな?僕は卑怯者だ』
『そんな事無いわ』
『そうかな?』
『うん…ねぇ、ハルくん…』
『何?』
『今あたしどんな顔してる?』
『笑ってるよ?なんで?』
『すっごくキス…したいからエッチな顔して無いかなぁって』
『うん、すっげぇエッチな顔してる』
『キス、したいなぁ』
『………』
僕はゆっくりゆっくり花子の唇に自身の唇を重ねた。
『ん…』
『あ…』
情け無い甘美な声が互いに洩れた。
『あ、あたし洗濯物取り込まなきゃ』
花子が言う。
『ハ、ハルくん…痛いけん、離して?』
『あ…ご、ごめん』
つい夢中になってしまった。
何やら気まずい空気が僕等を取り囲んでいた。
『この子は花子、君だよね?』
ゆっくり頷く花子。
僕の予想は的中していたのだ。
思わず胸を撫で下ろす僕に潤んだ唇で『内緒だよ?』と更に続ける花子。
『この時はウオトの不思議な力で顔が…本当の顔が写り込んだの、うちは生まれて初めて自分自身の顔を見る事が出来たの…嬉しかったな』
『咲子より可愛いよ』
正直な気持ちだった。
写真の中ではにかみながらピースサインを浮かべる花子は咲子以上に美しかった。
まさに美少女だった。
そんな彼女がピースサインしているのだ、オナネタになるには間違い無かった。
『花子の写真でオナニーしたよ?』
『え、まさか』
僕は一字一句花子にゆっくり伝えた。
『あたしと…その…セックスしたいの?』
『うん』
頷く僕にやや後退りながら花子は戸惑っていた。
『けど、顔のあるあたしとセックスしたいんやんね?』
『………』
『せやねやろ?』
『ごめん』
もはや謝るしか無かった。
写真で花子を激しく犯しておきながら良い気な物だ。
思わず自嘲した。
『ハルくんが構わ無いならいつでもセックス出来る様にしとくから』
『僕の事軽蔑する?』
『どうして軽蔑なんて言葉が出るの?』
花子は怒っている様子だった。
その証拠に珍しく腰に手を当てている。
ちょうど怒ってしまった三咲さんの様だ。
『花子と…顔のある花子とセックスしたいから』
『当たり前じゃ無いの?』
『え?』
思わず伏せていた顔を上げる僕に笑う花子。
『良いんじゃ無いかな?顔のあるあたしに欲情するのは素直な反応だよ』
『そうかな?僕は卑怯者だ』
『そんな事無いわ』
『そうかな?』
『うん…ねぇ、ハルくん…』
『何?』
『今あたしどんな顔してる?』
『笑ってるよ?なんで?』
『すっごくキス…したいからエッチな顔して無いかなぁって』
『うん、すっげぇエッチな顔してる』
『キス、したいなぁ』
『………』
僕はゆっくりゆっくり花子の唇に自身の唇を重ねた。
『ん…』
『あ…』
情け無い甘美な声が互いに洩れた。
『あ、あたし洗濯物取り込まなきゃ』
花子が言う。