この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
溶かされてみる?
第10章 惑う心と誘う夢

みんな本当に人気者だな〜としみじみと思いながら、あたしは校内を1人歩く。
1人になると、なんか寂しいな…
さっきまでわちゃわちゃしてたのに急に寂しさを感じる。
あたしは喫茶に戻ろうかと考えた矢先…
「…恋ちゃん…?」
「え…?」
いきなり名前を呼ばれあたしは振り向くと、華奢で綺麗な女性があたしの方を向いて立っていた。
あれ…この人どこかで…
…あ!!!!
「りっくんママ!?」
あ、ついつい昔の呼び方で呼んじゃった…
「やっぱり恋ちゃんだったのね!」
あたしが返事をしたのと同時にその女性はあたしに抱きつく。
「お久しぶりです、胡乃さん!」

