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溶かされてみる?
第11章 嵐の予感

「律先輩なら…」
あたしはとっさに振り向いた。
あ、さっき黎泱先輩とゴーストハウスに連れてかれたんだった…
「文化祭あるって誠司さんに情報もらったから、あの子もう最後だし見に来ようと思ってね!」
だから緊急帰国!とあたしにガッツポーズをする胡乃さん。
ほんとにこの人…お母さんって感じしないな…
ってかむしろ好奇心旺盛な子どもみたい。
「律先輩喜ぶと思いますよ!! 今ゴーストハウスにいるんで案内しますよ!!」
あたしはそんな胡乃さんをみて微笑みながらそういった。
「ゴーストハウス!!楽しそう!いこいこ恋ちゃん!」
胡乃さんはウキウキで、あたしの手を引っ張って走り出した。

