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溶かされてみる?
第21章 流れていく時間

湊がうちらに近づいてきて、
うちを拘束する新の手を引き離して、うちを抱きしめる。
「み、湊…!」
「あー面白かった。湊のそんな焦った顔見たの久々」
「本当、趣味昔から悪いね、新先輩は」
「融那楽しかったよ、ありがと」
心底楽しかったんだろうなって顔でうちにお礼を言う、新。
「新…その…さっきのことは…2人の秘密だからね」
あんなの言われたら、湊になんて思われるか…
「!!!」
「ぷ…っ…、わかったわかった。2人の秘密な?」
「??」
また新は再度大笑いして、そのまま手を振って何処かに行ってしまった。
何がおかしかったんだろ?
考えていると、
ぎゅっと、湊がうちを抱きしめる力が強くなった。
「え、湊…?」
「…何2人だけの秘密って」
「ん??」
なんか、湊のオーラが…黒い??
「や、あの…その…湊??」
「やっと、融那と両思いなれたんだ、とか思ってたら逃げ出されるし、追いかけたら新に捕まってるし、なんかエロかったし雰囲気。」
エロかったって…あれ絶対、今思えば楽しんでたんだね、新…
ぷ…
「何笑ってんの、」
「いや、必死な湊が可愛くって」
「もう怒ったよ」
「ひゃっ…!!!」

