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第1章 体育

「莉奈いいな～～
佐伯先生と2人っきりなんて」


放課後になって、着替えて剣道場に向かおうとするとクラスの女の子達が羨ましそうに寄ってきた。



「いいなーって、補習だよ？
ふつうに開脚前転できちゃうみんなの方が羨ましいよ！」


「え～？私だったら佐伯先生の補習なら何時間でも受けれるよ！」

そうだそうだと言わんばかりに
みんな頷いてる。

確かに佐伯先生は優しいしかっこいいけど...


「莉奈、自慢のおっぱい使って佐伯先生誘惑ちゃいなよ～」




「な、何言ってるの！そんなことしないし、佐伯先生だってそんなの相手にしないよ！もう時間だから私行くね！」



みんなが変な話をし始めたから
逃げるように教室を出て剣道場へ向かった。