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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第12章 帰省

「晶、こっち!」
「多恵ちゃんっ昨日はごめん!」
「いいよ生理ならしょうがないし」
「はは…」
とまあ、地元に帰ったあたしは多恵ちゃんと約束していた裸の付き合いを“生理”を理由に断っていた。
今日は地元の高校近くの大衆酒場を貸しきっての同窓会。待ち合わせ場所に先に来ていた多恵ちゃんと落ち合うとあたし達は店に入った。
「高槻君少し遅れるって」
「──……なんであたしに言うの?」
「あれ?気にならない?」
「別に…もうなんとも思ってないし」
「ありゃ?言うね晶…」
「ほんと!はっきり言ってくれたね晶…」
「──…っ!?」
背後から多恵ちゃんの言葉に続いて聞かされた声にあたし達は振り返っていた。
「高槻君っ!?」
「久し振り」
高い背を仰ぐと懐かしい顔が笑っている。
「晶も久し振り、元気してた?」
「……う、ん」
普通に話し掛けられて何だかこっちが戸惑ってしまった…
少し明るく染めた髪のせいか、高校の時よりもだいぶあか抜けた感じがする。

