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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第13章 真夜中の逢瀬

はあっ…
夏希ちゃんごめんっ…
酒がっ──
酒が悪いっ…
今の状況を詫びながらあたしはなるようにしかならないこの状況に嘆いた。
「もっ──…水ほしっ…」
こんな時でも躰は正直だ。喘ぐから余計に喉が渇く。
クラスメイトの企みで酒浸りにされた躰は水分が欲しくて欲しくてうめき声を上げる。
高槻は冷蔵庫からミネラルを取るとあたしの口に含ませた。
高槻の口腔で程よい温度になった水があたしの喉に流れ込み焼けた喉を潤していく──
遠い目をしながらただ水を飲む──
「足りない」
そう一言いったあたしの口に二口目の口移しが注がれた……
「晶……」
唇を放して名前を呼ぶ。
濡れた唇で頬にキスをすると高槻はまた水をあたしに含ませた。
「晶、結婚しよう…」
「………」
この状況で言うのか?
そう思うあたしの隣で高槻は口を開いた。
「俺、去年親父倒れて色々考えたんだ──」
「──…」
「大学辞めて親父の会社すぐ手伝おうかと思ってさ…」
「………」
「あと1年で卒業なのに無駄なことするなって親父に言われて…卒業したら三年は他所の釜の飯食えって言われたから…」
「……から?…」
「就職して三年したらこっちで親父の会社入る──」
「……」
「東京の会社と地元の会社の内定もらったから…」
「……から?…」
「晶に逢ってどっちに就職するか決めようと思って同窓会にきた──」
「……どうすんの?…」
仰向けで天上を眺め質問を繰り返す。あたしの枕元に腰掛けたまま、高槻はらしかぬ真面目な話を続けていた。
「晶がまだ東京に居るなら東京の会社就職する──」
「……あたし」
「………」
「恋人いるから」
いるから…
夏希ちゃんていう
かわいいストーカーな恋人がいるから…
夏希ちゃんごめんっ…
酒がっ──
酒が悪いっ…
今の状況を詫びながらあたしはなるようにしかならないこの状況に嘆いた。
「もっ──…水ほしっ…」
こんな時でも躰は正直だ。喘ぐから余計に喉が渇く。
クラスメイトの企みで酒浸りにされた躰は水分が欲しくて欲しくてうめき声を上げる。
高槻は冷蔵庫からミネラルを取るとあたしの口に含ませた。
高槻の口腔で程よい温度になった水があたしの喉に流れ込み焼けた喉を潤していく──
遠い目をしながらただ水を飲む──
「足りない」
そう一言いったあたしの口に二口目の口移しが注がれた……
「晶……」
唇を放して名前を呼ぶ。
濡れた唇で頬にキスをすると高槻はまた水をあたしに含ませた。
「晶、結婚しよう…」
「………」
この状況で言うのか?
そう思うあたしの隣で高槻は口を開いた。
「俺、去年親父倒れて色々考えたんだ──」
「──…」
「大学辞めて親父の会社すぐ手伝おうかと思ってさ…」
「………」
「あと1年で卒業なのに無駄なことするなって親父に言われて…卒業したら三年は他所の釜の飯食えって言われたから…」
「……から?…」
「就職して三年したらこっちで親父の会社入る──」
「……」
「東京の会社と地元の会社の内定もらったから…」
「……から?…」
「晶に逢ってどっちに就職するか決めようと思って同窓会にきた──」
「……どうすんの?…」
仰向けで天上を眺め質問を繰り返す。あたしの枕元に腰掛けたまま、高槻はらしかぬ真面目な話を続けていた。
「晶がまだ東京に居るなら東京の会社就職する──」
「……あたし」
「………」
「恋人いるから」
いるから…
夏希ちゃんていう
かわいいストーカーな恋人がいるから…

