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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第14章 愛のメトロノーム
「聖夜、起きたか?…今夜19時に新ドラのクランクインの発表あるからそのつもりで準備するように」
朝の目覚ましよりも早く楠木さんのそんな電話で起こされた。
19時……
今、朝の8時ですけど?
みたいな…
時間を確認して切った電話を弄りながら枕を抱き締めた…
昨日晶さんに送ったメールに返信がまだ来ない。
「………」
あー…また不安が…
沸いてくる…
「──っ…晶さんいったい何やってんのっ!?…」
独りきりの部屋で声をあげて不安を発散した。
一度目が覚めたらなんだか寝付けずに、取り合えず熱いシャワーを浴びて俺は行動を開始した。
晶さんは今日帰ってくるんだから焦らなくても大丈夫。
自分に言い聞かせながら楠木さんに言われたように、今夜のスケジュールをチェックした。
明日からはいよいよ撮影が始まる。
今後はスタジオでの撮影と京都でのロケを控えてるから晶さんに逢える日がほんとに限られてくる…
できるなら今夜は晶さんと一緒に過ごしたい──
沢山キスして抱き締めて
飽きるほど愛を囁いて──
そんなことを考えながら俺は無駄に広い部屋を眺めた。
「いっそのこと二人で一緒に住もうか──」
そうすれば沢山の時間を一緒に居れる。