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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第14章 愛のメトロノーム

「今、新幹線に乗ってるはずだよね?」
「……ぅ、…はい…」
夏希ちゃんの声のトーンの低さにあたしはビビる。
「窓からどんな景色が見えてるのかな?」
「あー…と…真っ暗な夜空が」
「夜空…そう…」
「………」
「いいね…夜空と花火──…って」
「……そっ…そだね」
「どこで見てるの?花火を──」
「花菱デパートの屋上…」
「……晶さん…」
「は、い…」
「いいよ…楽しんでて…俺ももうすぐ仕事終わるから──」
そう言った夏希ちゃんの電話の向こう側で“藤沢さん”と呼ぶ声が聞こえていた。
「じゃあ…またあとでね」
相変わらず低い声のままそう告げると夏希ちゃんは電話を切った──
「…帰ったら…なんて言い訳しよう…」
あたしは電話を見つめたまま小さくそう呟やいていた。
「……ぅ、…はい…」
夏希ちゃんの声のトーンの低さにあたしはビビる。
「窓からどんな景色が見えてるのかな?」
「あー…と…真っ暗な夜空が」
「夜空…そう…」
「………」
「いいね…夜空と花火──…って」
「……そっ…そだね」
「どこで見てるの?花火を──」
「花菱デパートの屋上…」
「……晶さん…」
「は、い…」
「いいよ…楽しんでて…俺ももうすぐ仕事終わるから──」
そう言った夏希ちゃんの電話の向こう側で“藤沢さん”と呼ぶ声が聞こえていた。
「じゃあ…またあとでね」
相変わらず低い声のままそう告げると夏希ちゃんは電話を切った──
「…帰ったら…なんて言い訳しよう…」
あたしは電話を見つめたまま小さくそう呟やいていた。

