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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第14章 愛のメトロノーム
「いやあ…まさか晶さんが聖夜の仔猫ちゃんだったとは──裏をかかれたな俺も…」
仔猫ちゃん?
なにそれ?
やられた…なんて呟きながら楠木さんは笑っている。
「今回の番宣はたぶん、すごいいい反響呼ぶよ」
楠木さんはスマホで何やらチェックしながら笑みを浮かべる。
「晶さんのことは報道で流れないようにするから安心して──」
「はい…」
言われるままあたしは頷くしかなかった。
鼻歌なんか歌ったりして何処かしら上機嫌だ──
番宣が上手くいったからだろうか?──
「終わったみたいだな」
楠木さんはステージを見ると離陸の準備を操縦士に促した。
「はあ、真夏に屋外でタキシードなんてやってらんない!」
駆け込んでヘリに乗り込むなり夏希ちゃんは上着を脱いであたしの隣に座った。
愚痴を言いながらあたしと目が合うと夏希ちゃんは脱いだ上着を羽織りのように二人の上に被って覆う。
「楠木さん向こう向いてて…」
「はいはい…好きにしろったく…」
暗い上着の中で呟く夏希ちゃんの息が顔に掛かった……
「……っ…」
柔らかな唇が重なって熱い舌が入り込む──
覆われた暗い上着の中で濡れた音が響きねっとりとした唾液が絡んでいた。
「……なんでアイツと手を繋いでたの?…」
「………」
暗い中で真っ直ぐに見つめられて居るのがわかる。
ヘリの登場に驚いて直ぐに離した筈だったのに見えて居たのだろうか?──
「なんで?…」
「……あ、」
離した唇が動き静かに尋問を繰り返す。
「俺、番宣の為に来たんじゃないよ?…」
「………」
「晶さん迎えにきたついでの番宣だよ?…」
言葉を間に挟みながら見つめては唇を重ねる。
「後でゆっくり聞くから…」
黙ったままのあたしを確めると夏希ちゃんは拐うように深い口付けを送り込んだ……
仔猫ちゃん?
なにそれ?
やられた…なんて呟きながら楠木さんは笑っている。
「今回の番宣はたぶん、すごいいい反響呼ぶよ」
楠木さんはスマホで何やらチェックしながら笑みを浮かべる。
「晶さんのことは報道で流れないようにするから安心して──」
「はい…」
言われるままあたしは頷くしかなかった。
鼻歌なんか歌ったりして何処かしら上機嫌だ──
番宣が上手くいったからだろうか?──
「終わったみたいだな」
楠木さんはステージを見ると離陸の準備を操縦士に促した。
「はあ、真夏に屋外でタキシードなんてやってらんない!」
駆け込んでヘリに乗り込むなり夏希ちゃんは上着を脱いであたしの隣に座った。
愚痴を言いながらあたしと目が合うと夏希ちゃんは脱いだ上着を羽織りのように二人の上に被って覆う。
「楠木さん向こう向いてて…」
「はいはい…好きにしろったく…」
暗い上着の中で呟く夏希ちゃんの息が顔に掛かった……
「……っ…」
柔らかな唇が重なって熱い舌が入り込む──
覆われた暗い上着の中で濡れた音が響きねっとりとした唾液が絡んでいた。
「……なんでアイツと手を繋いでたの?…」
「………」
暗い中で真っ直ぐに見つめられて居るのがわかる。
ヘリの登場に驚いて直ぐに離した筈だったのに見えて居たのだろうか?──
「なんで?…」
「……あ、」
離した唇が動き静かに尋問を繰り返す。
「俺、番宣の為に来たんじゃないよ?…」
「………」
「晶さん迎えにきたついでの番宣だよ?…」
言葉を間に挟みながら見つめては唇を重ねる。
「後でゆっくり聞くから…」
黙ったままのあたしを確めると夏希ちゃんは拐うように深い口付けを送り込んだ……