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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第18章 7月7日
「なに笑ってんの?」
「んー…」
晶さんは俺の問い掛けにふふ、と笑い返しながら俺に抱き付いて胸に潜り込んだ。
「なに?何がおかしいの?」
潜り込んだままクスクスと小さく笑い続ける。
「晶さん?」
「んー…あのね」
「うん」
「人気俳優の藤沢 聖夜が恋人のオナニー見たいって駄々こねた。って週刊誌に売ったらどうなるのかなって…思ったら笑えたの」
晶さんは白状しながら笑い続けた。
「……鬼畜だ」
「うん、食いぶち困ったら売る」
「……ヒドイ」
「ふふ」
「見ないで売られるくらいならオナニー見てから売られないと割に合わないっ…」
「だね」
「うん。見せろっ!オナニー見せろっ!」
笑う晶さんを俺はぎゅうぎゅうに抱き締めてそう訴えていた。
静かな暗い部屋でしきりに抱き合ったあとのこの余韻が一番大好きだ──
セックスをしているよりも一番晶さんとの心の距離を近くに感じる一時……
他愛もない言葉を交わし冗談を言って笑いながら思いきり抱き締め合う。
俺はすごく幸せな時を実感している。